フッ素リサイクル事業
フッ素循環型システム
現在、フッ化水素の原料となるアシッドグレードの蛍石(純度97%以上,シリカ分1%以下)は、今世紀中に枯渇が危ぶまれている重要な天然資源の一つです。そこで、私たちはフッ素含有廃水から高純度なフッ化カルシウムを回収し、そのフッ化カルシウムを原料として新たにフッ化水素を製造する技術を確立することにより、廃水中に含まれる90%以上のフッ素をリサイクルする循環型システムを目指します。
高純度フッ化カルシウム回収技術の特徴
- フッ素濃度が1,000ppm~数十%(*) の幅広いフッ素廃水に対応しています。
- 純度98%以上の高純度フッ化カルシウムを得ることができます。
- 粒径が適度に大きい(20~50µm)ため、脱水後の含水率が5%程度となり、運搬時の粉塵などによる作業場のリスクが低減されます。
- 廃水中Fの9割以上を回収できるため、最終的な産業廃棄物量が大幅に低減します。
- 回収フッ化カルシウムは天然の蛍石に比べ、HF製造時に低温で速やかに反応が進行します。
(*) 数十ppm程度の希薄フッ素廃水については濃縮することで対応可能です。
濃縮装置については別途ご紹介いたします。
濃縮装置については別途ご紹介いたします。
本技術導入について
森田化学工業の目指す環境対応型事業構築のため、少しでも多くのフッ素をリサイクルしたいと考えております。その手段としては、「フッ素含有廃水の引き取り処理」または、「フッ化カルシウム回収設備の設置」があります。いずれの方法においても廃水組成は多種多様のため、まず本技術の適用が可能であるかのテストを行います。
堺事業所にて、フッ素リサイクルプラントが稼動中です。また、平成19年2月に回収フッ化カルシウムを原料としたHF製造パイロットプラント(*) が完成し、現在稼動中です。
(*) NEDO補助金事業(平成17年度 産業技術実用化開発費助成事業)


